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カンガルーケアの基礎知識

ニュースを耳にするとネガティブなイメージが先行しがちですが、そもそもカンガルーケアは医療の枠を超えたメリットがたっぷりあるすばらしいケアでもあります。先輩ママの「カンガルーケア体験談」も写真付きでご紹介します!

カンガルーケアのメリット

・出産直後に母子が最初の「出会い」の時間を堪能することで、母親の出産に対する思い出が良いものになりやすい。精神的に育児のスタートをうまくきることができるように。

・ベビーは母親の体温や香りに触れることで、突然子宮から外に出たことのストレスを軽減し、安心できる。

・胸と胸の皮膚を接触させることで、母親の皮膚にある常在菌をベビーに与え、抗体をつけさせることができる。

・母乳育児をスムーズにするには初乳は産後30分以内に与えることが望ましいとされるため、カンガルーケア時に実施できるとよい。また、産後すぐに授乳することで、母体には射乳ホルモンが分泌され、子宮の収縮が促進される。

▲事前に説明がなかったので、突然のことに正直戸惑いましたが、小さくてあたたかいベビーの体を感じることができ、嬉しかったです。
分娩室のライトが眩しく、かつ冬の出産だったので寒かったのが少し不安でした。(A.Sさん)

など、カンガルーケアのメリットは多数。ただし、行わなかったとしても、取り返しのつかないことというわけでは全くありません。
最も大切なことは、母子ともに健康で出産できることです。

カンガルーケアを行う際に気をつけることは?

「上手に抱いてあげられるか」「疲労から眠ってしまったらどうしよう」と心配する方も多いようですが、多くの産婦さんがカンガルーケアを行う「産後約1時間」は、出産による興奮状態が引き続き、母体は覚醒している状態です。

ベビーにはモニターを付けて血中の数値を観察しながら行う産院が多数。母子の安全を最優先に行うことができることでしょう。

産婦さんが気をつけることは、
・ベビーの手に触れて反応があるかどうか
・ベビーの体があたたかいか
・母親としての勘から、おかしいと思う状態でないか
などを観察すること。

▲1人目のときは2時間、2人目は15分ほどと産院によって実施時間が違いましたが、時間の長短にかかわらずとても幸せな時間でした。もしもう1人出産するとしても、また行いたいです!(N.Aさん)

そのうえで、もしも眠くなってしまったり、ベビーや自分の体調に変化が生じた場合には近くで見守ってくれているスタッフに遠慮なく伝えましょう。
【竹内先生からのメッセージ】

カンガルーケアは医療ではありませんが、私たち医療スタッフがしっかり見守りながら行えば、母子にとってすばらしいケアになると考えています。

産後できるかぎり早い時間に触れ合い、ベビーとの対面を「はじめまして」としっかり行うことで、出産はゴールではなく、育児の良いスタートとしてプラスの体験になるのです。その体験は一生忘れられないものになることでしょう。

とはいえ、生まれてすぐのベビーは急に肺呼吸を行うことからもわかるように、人類が何十万年もかけてやりとげてきた「進化」に瞬時に適応せねばならないほどの大変化が生じている時間であり、不安定な状態ということも認識しておくことが大切です。

母と子が五感でお互いの存在を感じ合うこと、触れあうことは命がつながっていく原点であると考えています。状況が許すならば、産後の最初の1時間はカンガルーケアでベビーと触れ合って欲しいと思っています。

お話を伺ったのは… 竹内正人 先生

地域、国、そして医療の枠を越えて、さまざまな取り組みを展開する行動派産科医。妊娠、出産などに関する著書多数。妊婦さんから絶大な支持を得ている。多くの妊婦さんに支持されている『マイマタニティダイアリー』は、大人気メルマガ「そのママ」待望の書籍化!最新刊はマタニティヨガ体験DVD付きの『初めての妊娠・出産オールガイド』 。

2013/02/18更新

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